公文式教育グループが展開する音楽教育事業「ハーモニーズ」は、「音楽を通じて感性と論理力を育む」を教育理念に、全国に約 50 の教室を展開しています。3 才から成人までの幅広い年齢層を対象に、ピアノ・ヴァイオリン・歌唱などのレッスンを提供し、年間約 1 万人の生徒が学習に参加しています。
カリキュラムの特徴
年齢別の段階的学習：
3～5 才の「音楽遊びコース」：リズムを感じるゲームや、簡単な楽器（カウベル・リコーダー）を使った基礎練習を通じて、音楽の基本を楽しみながら学びます。
6～12 才の「基礎コース」：楽器の演奏技術だけでなく、楽譜読み・音楽理論・ソロ演奏の練習をバランスよく実施。特に「合奏練習」を重視し、他の生徒と調和を取る能力を養います。
13 才以上の「応用・進学コース」：音楽大学を目指す生徒には、難曲の練習指導や入試対策を行うとともに、作曲の基礎を学ぶ機会を提供しています。
実践的な発表機会：各教室では季節ごとに「発表会」を開催し、生徒が人前で演奏する経験を積みます。年に 1 回は「全国大会」を実施し、優秀な生徒が全国から集まって競演する機会を設けています。過去の大会では、小学生のオーケストラがベートーヴェンの交響曲を演奏するなど、高いレベルのパフォーマンスが披露されています。
保護者との連携：「家庭練習支援ガイド」を配布し、保護者が生徒の練習を適切にサポートできるよう支援。月に 1 回は「保護者説明会」を開催し、生徒の進捗状況や練習方法に関するアドバイスを提供しています。
指導体制の強み：講師は全員、音楽大学卒業または同等の資格を持ち、公文式独自の「指導法研修」を受けた上で採用されます。「個別指導」を基本とし、各生徒の能力や目標に合わせたカリキュラムを作成するため、「目標達成までの道筋が明確です」と保護者から高い評価を得ています。また、「音楽と学習能力の関係」に関する研究を積極的に実施し、「ピアノを学ぶことで数学の計算能力が向上する」などのデータを発表するなど、教育効果の科学的な検証にも力を入れています。